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商品注文から出荷まで

こんにちは。ライターKです。
皆さんもネットで買物すると思いますが、「ポチッ」としてから素早く届く。
当たり前のようでいて、これってなかなかすごいことですよね。

石けん百貨の事務所には商品倉庫も併設されていて、ほぼ全ての商品の管理と出荷までを行っているそうです。
今回は石けん百貨のサイトで買物したら、商品はどんな風に出荷されるのか?を、取材しました。

まず、お客さまの注文は事務所のパソコンで受け、写真にあるような伝票にプリントアウトされていきます。

今日も注文がたくさん来ているようです。

店長「注文1件につき伝票は1枚。左側は荷物と一緒に入れるお客さまへの納品書、右側はピッキングリストです」

どちらにも商品一覧がありますね。ピッキングリストって何ですか?

「ピッキングとは、注文品を棚にある商品在庫からピックアップする…要は選び出す作業のこと。ピッキングリストはそのためのリストです。

ピップアップした品はコンテナボックスに入れていきます」

数多くの商品があると探すのも大変そうですね。

「そのために、商品在庫の置き場所を分類し、決めています。

例えば、赤で囲んだ計量スプーンの場合、表の一番左の『ロケNo』は【L】で始まります。『ロケNo』とは倉庫内のロケーション、いわば住所のようなもので、棚の場所を表しています」

確かに、棚の上部にはアルファベットの表示がありますね。

「さらに【L】の後の数字が、何段目にあるかなどの細かい場所を示しています」

店長と一緒にLの棚を見て行くと…ありました!計量スプーン。

ちなみに棚はメーカー別に。さらに商品を入れている箱には、同商品の香り違いやサイズ違いなどの注意書きをスタッフが書き込み、すぐに選べるように工夫しているそうです。

次は検品機によるチェック。
こちらは別のスタッフが担当します。
パソコンにつながるバーコードリーダーで、最初に注文情報を呼び出します。次に商品のバーコードを「ピッ」と読み取り。
次々に検品して行きます。
「もし、ここで注文と違う商品や数をピッキングしていたら、読み取った時にエラーが表示され、間違いがわかるようになっています」

検品機を通した後は、梱包。これも分業で別のスタッフが担当します。

「梱包はリサイクル&リユースを意識しています。ダンボールは商品が入っていたものを使ったり、緩衝材には古紙再生紙を使ったりしています。
もちろん、注文時に希望をお聞きしていて、お客さまは新品のダンボールも選べますよ。それから割れやすいモノはプチプチでくるみます」

緩衝材として、数年前までは古新聞紙を使っていたそう。これもエコなリサイクルですが、ごくまれに新聞紙のインクが商品に色移りすることがあり、現在の再生紙利用に変わったそうです。

写真のものが、現在使っている古紙再生紙の緩衝材。ぱっと見はキッチンペーパーの特大版、という感じですね。

商品分量に合う梱包用の箱を選んで商品をセット。商品が動かないように、先ほどの緩衝材を隙間に適宜詰めます。
商品の大きさに合わせた箱を使うと、1台のトラックにたくさん積めるので、その意味でもエコですね。

丁寧にきちんと梱包したら、配達伝票を貼り付けます。時間帯指定や期日指定がある場合、ワレモノが入っている時は、それに応じたラベルも貼って、梱包完了。仮置き場に積み重ねて行きます。

夕方、配送用のトラックに積み込み、運送会社の集荷センターへ。

「早い地域では、注文して翌日には荷物が届くんですよ」

この日は、Kも一緒にトラックを見送りました。

そして「商品を出荷しました」のメールがお客さまの手元に届き、あとは商品が着くのを待つだけです。

便利なネット注文、でもこんな風にスタッフの皆さんがテキパキと働き、その手を介して商品が届くのですね。当たり前のことかもしれませんが、なんとなく、商品を身近に感じた取材でした。

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