生活スタイルの違う3人の布ナプライフを大公開

私の布ナプ生活

N子さん

早朝6時から深夜まで働く日もあれば、昼頃起きてゴロゴロするだけの暇な日もある職種。長年の一人暮らしのせいか、生来の性格か、とにかくズボラで面倒くさがりな38歳。子宮内膜症が持病なので、月経前症候群と月経痛に悩む。さらに紙ナプキンや、化繊の下着などにもかぶれはじめ、今回、布ナプキンに初トライ。

最初は使う気なんか、ぜんぜんなかったです(笑)

布ナプキンのことは数年前から知っていたものの、「面倒くさい」という印象があり、使う気は全くなかった(笑)。14時間も働く日があれば、逆に2日間家から一歩も出ないといった不規則極まりない生活だし、第一に“だらしなさ”にかけては、自他共に認めるすごさ。1週間洗濯物を溜めておくのなんてしょっちゅうだし、仕事が切羽詰ればお風呂に入らない日もあり…! はっきり言って、ヒトとして最低のレベルの自分に使えるわけがない。

かぶれてから、真剣に考えた

ただこの2年ほど、肌がとてもかぶれやすくなり、「これは何とかしないと」と悩んだ。月経中にいくらこまめに紙ナプキンを取り替えてもすぐにかぶれるし、そのかぶれもだんだんひどくなって、しまいには「ただれる」状態になって医者に行ったことも。で、ようやく治ったと思うと次の月経が始まり、またかぶれる…。この繰り返しが本当に嫌になってきたのが、布ナプキンを使うことを真剣に考えた最初のきっかけ。友人の薦めで張り切って購入したのは、ヒョウ柄のクリップオンタイプ。

でも、いざ使うとなると…

が、いざ使うとなると悩むこと悩むこと。持病のために月経に関してはかなりナーバスなので、使う前は、新しいことにトライするというだけで憂鬱が最大レベルに。悩んだ挙句、布ナプキンのサイト(「おきらくえん-初めての人の布ナプ入門講座別ウィンドウで開きます」)を参考にし、最初は軽い日のみに使うことに。中仕切りのあるポーチに、クリップオンタイプの布ナプキンSサイズ×2、M×2、タンポンと紙ナプキンも3つずつ用意して、いざお仕事へ。

うれしい驚き! ラクチンじゃん!

緊張して出かけたが、立ち座りにも動作にもなんの支障もなく、布だということを忘れた頃に1回目の取替えタイム。おお! 紙ナプキンとなんら変わらない。それどころか、違和感のなさは布ナプキンのほうが上。それに、紙ナプキンのときは頻繁に取り替えないと気持ち悪かったのが、布ナプキンはそれが少なかったのも意外。クリップオンタイプは、その薄さと、経血の付く部分を内側に折り込んで小さく畳めるところがお気に入りに。事前に、使った後のナプキンはジッパー式のビニール袋に入れている方が多いとは知っていたものの、あえてポーチだけで乗り切った。でも、8時間以上を過ごした帰り道も、ニオイは気にならず。クリップオンタイプでは、真新しいうちはウィングを伝って横に染みることがあると聞いていたが、自分の場合は大丈夫だった。あらかじめ予洗いをしたのがよかったのか? 柄や色によっては使う生地の違いでそんなこともあるのかな?煮洗いなどでモトモト生地に使われている糊を落とすとよいらしいし、もし最初にそういうことがあっても、洗濯するうちに横伝いしなくなり肌触りもより柔らかくなるらしい。

最大の難関「洗濯」は、アルカリウォッシュで解決

だらしないアタシに、洗濯は負担にならないか? というのも難関…かと思いきや、これはアルカリウォッシュで解決。お試しの小袋で一度使って、すぐに3キロを買った。つけておくだけでこんなにも落ちるのかと驚いた。一人暮らしなので、お風呂場にバケツを用意しておき、外出中の分も、家で取り替えたときにもポイっと放り込む。半日から1日つけておけば、ラクチンに落ちた。洗う気力がないときは、1個か2個、気力が持つだけ洗った。これだけサッと落ちるなら、下着を洗うのと手間は何ら変わらないのだ!

生理が苦痛じゃなくなる

少し多めに揃えておけば、もし1日くらい洗う気力がなくてもなんとかなる。クリップオンタイプのストックがなくなったら、プレーンタイプにしてスカートで出かければいいのだ。たまに、漬け込みだけで汚れが落ちていたら、ほかの洗濯物と一緒に洗濯機で洗うことも。手で絞っただけでも乾きは悪くないが、脱水機にかけてればほんとにすぐ乾く。毎月の憂鬱感も少し減った。「どの柄を持っていこうかな」と、手持ちの柄でローテーションを組むのさえちょっと楽しい。それに、会う人ごとに「布ナプキンって知ってる?」と触れ回るのがクセに(笑)それほど気に入るとは、うれしい想定外であった。「できることから自分なりに」使えると教えてくれたサイトに感謝!

N子さんA美さんP子さん

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