酸性リンスでキシキシ→つるつるに
石けんシャンプーは弱アルカリ性なので、髪を洗った直後はキューティクルが開いた状態です。そのため、指でさわると引っかかりがあり、キシキシと感じます。でも、弱酸性の石けんシャンプー専用リンスを使うと、すばやくキューティクルが閉じ、つるつるになります ※1。また、合成界面活性剤が主体のシャンプー&リンスには、髪をコーティングする合成ポリマーが含まれていることが多いので、それらが髪の表面に付着して、つるつる(ぬるぬる)した洗い上がりになります。その感触になれていると、石けんシャンプーの洗い上がりを、違和感のある「キシキシ」だと感じる場合も。アンケートでは「慣れると、この感触が気持ちよい」という意見も多くありました。
※1 髪は、乾くと自然に弱酸性に戻りキューティクルが閉じるので、必ずリンスを使わなくてはいけない、というわけではありません。
髪の状態が悪いときにはオイルケアを
石けんシャンプーを続けていると、それまで髪に付着(髪の表面をコーティング)していた界面活性剤やポリマーが落ちて、すっきりしなやかな状態になります。メイクを落とした後の素肌のような感覚ですので、髪本来(素肌)のコンディションが悪い場合は、それが表面化するためにギシギシ、ゴワゴワしていると感じることがあります。そんなときは、タオルドライ後に、椿油やホホバオイルを濡れた髪の毛先に少量つけてケアをしましょう。髪の根本や頭皮に付けると、いつまも髪が乾かずべったりしてしまうのでご注意を!