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化粧品と界面活性剤について

当サイトでの基本的な考え方

 

化粧品における界面活性剤は、大きく分類すると、洗浄・乳化・分散・可溶化の4つの目的のために使用されます。これは「洗浄」だけを目的としている洗濯用洗剤や台所用洗剤といった家庭用品 とは大きく異なるところです。

そこで問題になってくるのが「合成界面活性剤」という言葉の定義です。様々な化粧品メーカーの広告や商品の全成分表示を見たところ、「合成界面活性剤」「石油系界面活性剤」「天然界面活性剤」「天然系界面活性剤」等の言葉が頻繁に使われてはいるものの、残念ながらその定義は各社バラバラで、業界内での統一性が無いのが現状のようです。

洗濯用洗剤や台所用洗剤といった家庭用品では、「石けん」と石けん以外のいわゆる「合成界面活性剤」とは分けて考えられているところがあります。しかし、植物体に存在するレシチンやサポニンといった原料も使われることのある化粧品科学のなかでは、そもそも自然界にそのままの形で存在するわけではない「石けん」は、「人の手によって天然原料から最も簡単に合成可能な陰イオン性界面活性剤のひとつ」なのであって「天然界面活性剤」とはまた違うものだと考えられています。

このような事を踏まえ、私たちは、化粧品における「合成界面活性剤」の定義についてスタッフ間で議論を重ねた結果、化粧品の中でも、シャンプーや洗顔石けんのように 洗浄用だけに用いる製品と、その他の製品とは、分けて考える必要があるのではないかとの結論に達しました。

  • 洗浄用の製品については、脂肪酸石けん(但しナトリウム塩,カリウム塩のみ)を正しく使うことで十分事足りるのであって、石けん百貨としては、今後も脂肪酸石けんの適切な使い方とその普及活動に努めていくこと。
  • 化粧品の場合、剤型によっては乳化や分散目的で必ず界面活性剤が必要となる場合があり、その目的の為には脂肪酸石けんのみでは不十分、あるいは不可能な事も多い。よって、化粧品中で乳化、分散、可溶化目的で使用される界面活性剤については、たとえ合成されたものであっても、その合成の元となる原料が動物や植物といった天然物に由来するものが使用された製品のみを取り扱うこと。
  • 2の乳化,分散,可溶化目的で使用する天然由来の合成界面活性剤とは、脂肪酸石けんの他、グリセリンと脂肪酸のエステル(→グリセリン脂肪酸エステル)、糖類と脂肪酸のエステル(→ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド)であること。

ところで、酸化エチレン(エチレンオキシド、EO)付加型の界面活性剤が、"自然派"を名乗った多数の化粧品メーカーの製品に配合されたり、手作り化粧品材料の「植物性乳化ワックス」等と称して、いかにも天然由来の乳化剤であるかのように販売されている現状があります。

これはその製造工程を調べてみると、石油から作った一種の強力な殺菌剤であリ環境汚染物質としてPRTR法の第一種指定化学物質にも指定されているエチレンオキシドを、加圧下や常圧高温下で、数モル〜数十モル付加重合させて作られるものです。

このような製造工程では、とても「天然由来の界面活性剤」などと言えるものではないと考えますし、また、EO付加型界面活性剤の中には、安全性や環境への負荷という点で大いに疑念があるものも存在するのではないか、と危惧しています。

従って 、当サイトでは、EO付加型の界面活性剤を「石油系合成界面活性剤」であると位置付け、化粧品の取り扱いにあたっては、まず全成分表示を確認し、EO付加型の界面活性剤を一切含まない化粧品のみを取り扱うこととしました。

しかしながら、EO付加型の界面活性剤の問題点として、化粧品業界では「グリセリン脂肪酸エステル」の一部にも、添加物としてEO付加型の界面活性剤が使われていることが多々あります。「自己乳化型モノステアリン酸グリセリン」と呼ばれる原料がそれですが、それは、天然由来合成の非イオン性界面活性剤であるグリセリン脂肪酸エステルのひとつ、「モノステアリン酸グリセリン」の親水性を高めるために、脂肪酸石けんもしくはEO付加型の非イオン界面活性剤を添加し、「自己乳化」させたものです。

モノステアリン酸グリセリンの"添加物"として脂肪酸石けんが加えられたものと、EO付加型の非イオン界面活性剤が加えられたもの、どちらも化粧品の全成分表示における表示名称は「ステアリン酸グリセリル(SE)」です。そのため、全成分表示を見ただけでは、どちらのタイプであるかの判断がつきません。 また、化粧品業界内では、後者のEO付加型界面活性剤が加えられたタイプのほうが、原料として多く出回り、安定性や使いやすさといった点からも前者より多く使用されている現状があります。

当サイトではこの点を憂慮し、化粧品の全成分表示中に「ステアリン酸グリセリル(SE)」の表示があるものについては、添加物として「脂肪酸石けん」(但しナトリウム塩、カリウム塩のみ)が加えられたものであれば取り扱い可とし、該当する化粧品メーカーに、原料として使われているステアリン酸グリセリル (SE)の種類までも確認した上で、初めて取り扱いについて決定する、ということにしました。

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