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石鹸は合成洗剤より汚れ落ちが悪い気がしますが?

石鹸の洗浄力は高い

石鹸は合成洗剤に負けない高い洗浄力を持っています。

ただ、石鹸の性能を充分に引き出す使い方をしていない場合には、汚れ落ちが悪いと感じられるかも知れません。

とにかく「泡立てる」

石鹸の持っている高い洗浄力を十分に引き出すためには、充分に溶かして泡立った状態で洗うことが大事です。

これは泡そのものが大事なのでは無く、泡立つ「量」を使い、泡立つ「状態に持って行く」というのが大事だということです。

「ちゃんと泡立てているつもりなのに……」

Q&A「うまく泡が立たない」「洗濯物を入れたら泡が消えてしまうのはなぜですか?」をご参照下さい。

石鹸で洗うと白い衣類がくすむのは洗浄力が弱い為では?

蛍光増白剤が原因

「輝く白さ」だった白い衣類を石鹸で洗うと、その輝きが失せる事があります。これは、石鹸の洗浄力が弱いせいでは無く、単に蛍光増白剤が入っていないためです。

蛍光増白剤とは衣類に白い色を付けて白さを強調する成分で、多くの合成洗剤に配合されています。また、白い衣類の中には製造段階で蛍光増白剤を使用している製品もあります。

蛍光増白剤が付着して白く見えていた衣類を石鹸で洗うと、汚れと一緒に蛍光増白剤も落ちます。その為、輝く白さではない自然な白さに戻るのです。

石鹸で洗うと色柄がくっきり

石鹸で洗って蛍光増白剤が落ちた為に、色柄がくっきり蘇ったというケースもあります。

色柄物を蛍光増白剤入りの洗剤で洗っていると、色柄に白が被さって色あせたようになります。その衣類を石鹸で洗うと、付着していた蛍光増白剤が洗い流されます。

その結果、色柄が再び鮮やかさを取り戻すという訳です。

2020年4月改訂(2010年5月初出)

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