「SPF」とは「Sun Protection Factor(サンケア指数)」の略で、UVBの防止効果を表す数値です。数字が大きいほど、UVBによるサンバーン(炎症)を防ぐ効果が強くなります。 例えば、何もつけない状態では20分で肌が赤くなってしまう方がSPF10の紫外線防止化粧品をつけた場合には肌が赤くなるまでに20分×10倍=200分程度かかるということになります。平均的な日本人の肌の場合、真夏の日差しの強い時間帯に素肌の状態で紫外線を浴びると、15分〜25分で赤くなると言われていますので、SPF10の紫外線防止化粧品を規定量(1平方センチ当り2mg)つけると 150分〜250分くらいに炎症を起こすまでの時間を延ばすことができるということになります。
「PA」とは「Protection Grade of UVA」の略で、UVAの防止効果を表す数値です。UVAによって起こる皮膚の黒化を指標とし、紫外線防止化粧品をつけていた場合に 黒化をどの程度遅らせることができるかをPFA値(UVA防御指数)で測定し、PFAの数値によってPAという指標で表示されています。 PA+ :PFA2以上4未満→UVA防止効果がある PA++ :PFA4以上8未満→UVA防止効果がかなりある PA+++:PFA8以上→UVA防止効果が非常にある