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紫外線や日焼け止めについて
  Q-1:「SPF」「PA」とは何ですか。
  Q-2:「UVA」「UVB」とは何の略ですか。
  Q-3:UVBとUVAが皮膚に与えるダメージに何か違いがありますか。
  Q-4:日焼け止めは何時まで塗っているべきですか。雨や曇りの日も塗らなくてはいけませんか?
  Q-5:SPF20の日焼け止めを適量の2倍塗ったらSPF40になりますか?
  Q-6:何故2〜3時間経ったら塗り直さなくてはいけないのですか。
 
質問-1:「SPF」「PA」とは何ですか。 ▲up

答え 「SPF」とは「Sun Protection Factor(サンケア指数)」の略で、UVBの防止効果を表す数値です。数字が大きいほど、UVBによるサンバーン(炎症)を防ぐ効果が強くなります。
例えば、何もつけない状態では20分で肌が赤くなってしまう方がSPF10の紫外線防止化粧品をつけた場合には肌が赤くなるまでに20分×10倍=200分程度かかるということになります。平均的な日本人の肌の場合、真夏の日差しの強い時間帯に素肌の状態で紫外線を浴びると、15分〜25分で赤くなると言われていますので、SPF10の紫外線防止化粧品を規定量(1平方センチ当り2mg)つけると 150分〜250分くらいに炎症を起こすまでの時間を延ばすことができるということになります。

「PA」とは「Protection Grade of UVA」の略で、UVAの防止効果を表す数値です。UVAによって起こる皮膚の黒化を指標とし、紫外線防止化粧品をつけていた場合に 黒化をどの程度遅らせることができるかをPFA値(UVA防御指数)で測定し、PFAの数値によってPAという指標で表示されています。
PA+ :PFA2以上4未満→UVA防止効果がある
PA++ :PFA4以上8未満→UVA防止効果がかなりある
PA+++:PFA8以上→UVA防止効果が非常にある

質問-2:「UVA」「UVB」とは何の略ですか。 ▲up
答え 「UV」は「Ultraviolet(紫外線)」の略です。紫外線には波長の違う2種類があり、波長の短い方(280-320nm)を「UVB」、波長の長い方(320-400nm)をUVAと呼び分けています。日焼けを起こす力はUVBが圧倒的に強く、UVAの600〜1000倍とされています。真っ赤に日焼けした状態(サンバーン)の、その責任割合は大体UVBが70〜80%、UVAが20〜30%です。このようにB波の方が皮膚に対する作用は激しいのですが、A波の方が皮膚の奥深くにまで入む力は強いのです。シミ、しわ、皮膚癌などの慢性皮膚障害(いわゆる「光老化」)についてもUVBの影響が圧倒的に大きいのですが、UVAも皮膚の奥深く、真皮にまで影響を与えるので決して軽く見てはいけません。
質問-3:UVBとUVAが皮膚に与えるダメージに何か違いがありますか。 ▲up
答え UVBは細胞の核内にあるDNAに直接吸収され、DNAに傷をつけます。細胞にとってその設計図であるDNAが傷付くことは致命的です。その結果、細胞は死んでしまうか、死なずにDNAの修復を図った場合にも傷が治らない場合はやはり自ら壊れてしまいます(間違った遺伝情報を次世代に伝えることを防ぐ為に生体に備わったアポトーシスという自殺機能が働くため)。
UVAは、まず生体内の様々な紫外線吸収分子に吸収され、そこから生じる活性酸素が細胞膜やDNAなどに傷を付けるのです(UVBにも同じような作用はあります)。
傷の付け方が直接的か間接的かの違いはありますが、細胞を無用に破壊するという点では同じですね。
質問-4:日焼け止めは何時まで塗っているべきですか。雨や曇りの日も塗らなくてはいけませんか? ▲up
答え 日の出から日の入りまで、つまり太陽が空にある間は塗っていた方が安全です。また、曇りの日も雨の日もある程度の紫外線は地上に届いています。油断して日焼け対策をしないでいると、晴れの日よりも日焼けしてしまうこともあります。同じように、季節によって紫外線の量に増減はありますが、紫外線のない日はありません。日焼け対策は年中無休だと心得ましょう。
質問-5:SPF20の日焼け止めを適量の2倍塗ったらSPF40になりますか? ▲up
答え 違います。重ね塗りすることである程度紫外線カット力は高まるかも知れませんがSPF40にはなりません。
質問-6:何故2〜3時間経ったら塗り直さなくてはいけないのですか。 ▲up
答え 日焼け止めが汗や皮脂などで流れたりムラになったりして、肌が紫外線に無防備な状態になるからです。
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