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2012年08月01日

石けん百貨オリジナルブランド第一弾「入れ歯洗浄剤」デビュー!

開発のきっかけ

石けん百貨で入れ歯洗浄剤を取り扱いたくて、ずっと探していました。たとえばハミガキ粉には石鹸タイプや界面活性剤不使用タイプがたくさんあります。ところが入れ歯洗浄剤だとそういう製品がなかなか見つかりません。市場に出まわっている製品のほとんどはアルキル硫酸塩のような合成界面活性剤入りで、石けん百貨では取り扱えないものばかり。

ずいぶん探しましたが、合成界面活性剤抜きの製品はどうやら「ない」らしいことが判明。しかし入れ歯洗浄剤はあきらめたくない。だったら、自信を持ってお客さまにおすすめできる製品を石けん百貨が作ったらどうだろう。いっそ「百貨ブランド」を作ってその第一弾にすればいいんじゃない? それが、今回の製品開発とブランド立ち上げのきっかけでした。

過炭酸ナトリウムを主成分にした理由とは

作ると決まったので既存の製品をいろいろ調べてみました。すると、過炭酸ナトリウムを利用したタイプ(過酸化物系)があったのです。そのころ石けん百貨では過炭酸ナトリウムを家事用アイテムとして展開しようとしていたので、まさに渡りに船でした。

ただ、気になることが一点。「過酸化物系は次亜塩素酸系に比べて殺菌力が弱い」と書かれている文書があったのです。でもこれもすぐに解決。一般の過酸化物系の入れ歯洗浄剤には、添加物として多くの有機物が配合されていて、それらが過炭酸ナトリウムとムダに反応。そのためパワーが削がれている、ということでした。それなら有機物を極力抜いて作ればいいのです。

実際の製品作りがスタート

あとは混ぜて固めて作るだけ……だと思ったのですが、現実はそんなに甘くありませんでした。まずぶつかったのは“タブレット型”という大きな壁。入れ歯洗浄剤といえばタブレット型のイメージですし、お客さまもそれに馴染んでいらっしゃいますからできればその形で作りたかったのです。しかし、そのためには粉を固めるための添加物(PEG等)を混ぜなくてはなりません。それらの成分は石けん百貨の取扱い基準に合わないものです。

手を変え品を変え試してみましたが、結局タブレット化には失敗。メーカーさんに試作をくり返していただいた末のことで、「やっぱり入れ歯洗浄剤は無理なのかな」とスタッフも少々意気消沈。でも、よく考えると「入れ歯」と一口に言っても総入れ歯から、小さな部分入れ歯まで大きさはさまざま。「サイズ違いのいろんなものに使うには、量が調節できる粉のほうがむしろ使いやすいのでは」そう考えることで気持ちを切り替えることができました。また、これは完成してから分かったことですが、歯の矯正器具を洗うのにも入れ歯洗浄剤が多く使われているらしく、その用途にも粉末タイプは便利そうです。

入れ歯洗浄剤のイメージ画像

粉のままでいいとなってからは、開発作業もグンとスピードアップ。とにかく過炭酸ナトリウムの力を生かして、その他の成分は最小限に。加えたのはクエン酸と重曹(pH調整、液中での分散性向上)、タンパク質分解酵素(食品添加物グレード)、そしてミントパウダー(食品添加物グレード)だけ。シンプルを究めた配合で納得の洗浄力を実現できました。

パッケージデザインにも力を入れました

せっかくのオリジナル商品だし、デザインにも力を入れたい。そう考えていたら、そのころ一緒にお仕事をしていた方から「百貨さんと馬が合いそうなデザイン会社さんを知ってますよ」とご紹介していただきました。

体にも環境にもできるだけ負荷の少ない成分で。でも、そのために使いやすさを大きく犠牲にしない。ほんの少し「考えて」使うことで、「使いこなす楽しさ」をお客さまに感じていたければ……。百貨ブランド製品の目指すところ、そしてパッケージに使ってほしい色やイメージをデザイン会社さんにお渡ししました。そしてできあがったのが白・ブルー・チャコールグレーで構成されたこのデザイン。シンプルで、洗面所や台所で悪目立ちせず、でも私たちがお客さまにお伝えしたいことは十二分に表されている。期待以上の仕上がりに、スタッフ一同感動しました。

今後も、石けん百貨ならではの製品をオリジナルブランドとして発売してゆく予定です。また、従来の石けん百貨オリジナル商品も、同ブランド製品として集約してゆきます。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

事前モニターのお声

●介護施設でお試し(介護福祉士の方にご協力いただきました)
食べカスや歯垢の付いたままの入れ歯も、ただ浸けておくだけで汚れが浮き、ざっと水ですすいだだけできれいになった。強い香りは感じなかった。使用した入れ歯の臭いはすっきりしていた。
使用中、泡はいつまでも残っていないのでただの水に浸けているように見える。シンプル成分を実感できるが、判断力の低下した方や子供が誤飲しないよう、入れ歯専用のコップを使う、手の届くところに置かない等の配慮は必要と感じた。(これはどの入れ歯洗浄剤でも基本的には同じです)
入れ歯の大きさは部分入れ歯か総入れ歯かによって違うし、人によっても大きさはかなり違います。(小柄なおばあちゃんと体格のいいおじいちゃんでは口の大きさもかなり違う)それに使っている容器の大きさも人それぞれです。それぞれに合わせて使用量を簡単に調整できるのは嬉しい。
一般的なタブレット型の入れ歯洗浄剤で嫌だったのは、液に色が付いていること、泡がいつまでも残り液がぬるぬるしていること、合成香料の甘ったるくてしつこい香り。これらが解消されているので助かります。

●60代前半の女性(部分入れ歯)
今まで使っていた入れ歯洗浄剤は使うときのヌルヌルした感じが嫌だったので、何度もすすがずにはいられなかったが、サンプルの入れ歯洗浄剤はすぐにスッキリとすすげたので嬉しかった。金属部分がピカピカになったのは感激した。口に入れた時にさわやかな感じがした。

●70代後半の男性(総入れ歯)
スプーン軽く一杯を溶かしたぬるま湯にひと晩浸して、朝にハブラシで少しこすった。汚れはよく落ちていると思う。ヌメリなどもなくて気持ちいい。粉や水溶液に変な色が付いてないので安心感がある。
ボトルのデザインも清潔感があって、ゴテゴテしていなくて良いと思う。自分が入れ歯であるというのはあんまり嬉しいことではないし、あまりにも「入れ歯!」を強調したデザインだとなんだか気が滅入る。その点、今回の新製品は主張しすぎず、自然にまわりとなじんでくれるデザインで気分がよい。

⇒ 石けん百貨 入れ歯洗浄剤 の商品ページ


製品リニューアル情報

2015年12月、成分のシンプルさ、使い勝手はそのままに、洗浄が少し長く続くようにリニューアルしました。また詰替専用になり、お値段据え置き、容量も少し増えてお得になりました。※容器入りは在庫限りで販売終了します。

2012年08月01日 04:01 | 14.石けん百貨オリジナルブランド