社長の金井氏が最初に勤務したのは、現在の企業理念からはもっとも遠いとも思える、大手の合成洗剤メーカー。その後、地元の石けん会社で製造から営業まで携わったことで、金井氏はお客様が本当に望むものは何かという生の声を知ることになった。しかし、既存の企業ではそのお客様の声を受け止めるような体制も、ノウハウもない…。「こんな製品がほしい」という、お客様の要望に応えるために、平成13年、美容薬理は創設された。
美容薬理(ビヨウヤクリ)
大手メーカーで業界や流通の仕組みを学んだことは逆に、対極ともいえる現在の企業理念を貫くために生かされている。CMを一切行わないことで、製品作りとは直接関係のない広告費をゼロに。容器にも余分な費用をかけず、製品価格を極力抑える努力を続けてきた。生産量の高さではなく「業界最小ロット」を誇らしげに掲げる、丁寧な仕事の手作りメーカー、それが美容薬理という企業といえる。