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硬い汚れは酸で、軟らかい汚れはアルカリで

アルカリで落ちるのは「ベタベタした柔らかい汚れ」。酸で落ちるのは「石のように硬い汚れ」と覚えましょう。

アルカリで落ちる汚れ

手垢、油汚れ、タバコのヤニなどはアルカリで落とせます。

セスキ炭酸ソーダ炭酸ソーダ等のアルカリ剤には、油脂を乳化したりタンパク質を分解したりする働きがあります。その性質を利用して汚れを落とします。

注意すべき事

アルミニウム素材の物は、基本的にはアルカリで掃除しないようにします。アルカリはアルミニウムを腐食する為です。

参照:煮洗いの鍋はアルミ鍋ではなぜだめなの?

酸で落ちる汚れ

電気ポットやヤカンの中、台所や浴室等の水回りに発生する白くて硬い汚れ。所謂「水垢」が酸で落ちる汚れです。

これらの殆どは水道水に含まれるカルシウム分が炭酸カルシウムとなって表に出てきたものです。カルシウムは酸で溶かすことが出来ます。

注意すべき事

コンクリートや大理石素材に酸は使えません。これらにはカルシウムが多く含まれるため、酸を使うと溶けてしまいます。

金属も酸に弱いので基本的には使わないようにします。

2020年1月改訂(2001年6月初出)

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