パックスナチュロン ハンドクリーム(ゼラニウム&ラベンダー)
旧製品がとても使用感が良かったので精油の香りに惹かれお試し購入。
まずスクリューキャップだった蓋は、リニューアルした容器の方がワンタッチで開けられて使いやすいです。蓋が変わったのは通常サイズのみのようですが、頻繁に使う時期で減りが早いなら容量の大きな方を買うと思うので、十分な改良だったと感じます。
手に付けると旧製品よりややこっくりしている質感。まんべんなく伸ばしたあともごく薄い油脂の皮膜があると感じ、スマホを触ると指紋がわかる程度の油脂分が付きます。その点では旧製品の方がより使用感がさらっとして気にならなかったと思います。適量より多く出しすぎると乾くまでしばらく手がヌルヌルする所は旧製品と変わりません。ガサガサになっている肘に入浴後これを塗るとしっとりしてかなり落ち着くので、保湿力はこちらの方が上かもしれません。
香りはゼラニウムとラベンダーの草っぽいような花っぽいような匂いがメインかと思いきや、手に伸ばしたあとに嗅ぐとオレンジ果皮油の香りが残ります。例えるならミカンの皮を水分の多い裏側から嗅いだような、うっすらとした柑橘系の匂いです。容器から出した直後は3種の精油が混じった少し複雑ながら爽やかな香りでした。ただし自分の場合は購入から使用開始まで1年以上経ってしまったので、本来の状態より香りが弱まっている可能性があります。
以前無香料の物を冬場に使った際は、クリームが出し口の形のまま円筒形で出てきて旧製品より固めに感じました。同時期に使っていた少量サイズのイランイラン&ミュゲのクリームの方が明らかに柔らかかったので、香料が入っている方が緩くなるようです。無香料でも気温が高くなってくる時期にはかなり柔らかくなります。
クリームの色は、透明感があった旧製品よりはっきりした白に近くなりました。固さの変化と合わせて原料が変わったのかと考え裏面を見ると、旧製品の成分はそのままで何種類か新しい名前が。全く詳しくないので香料である各種精油を除き調べてみると、抗菌性のある植物由来の保湿成分プロパンジオールや、油脂成分のステアリン酸とパルミチン酸、乳化安定剤として使われるらしいベヘン酸やベヘニルアルコールなど、より使い勝手を向上させるためと考えられる物が増えていました。
何年も前に精油について調べた際、柑橘系の精油の光毒性について読んだのを思い出しオレンジ果皮油について一応確認してみたところ、『僅かに光毒性を持つが、原液でなければさほど心配いらない』という記述が。他にも化粧品によく使われるスイートオレンジには光毒性はほとんど無いとか。香料としての精油の使用量は製品中ごくわずかと思われますし、オレンジ果皮油には美白・整肌作用などもあるそうなので、問題無く使えると思います。
by tojouさん (2022/06/25)
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