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汚れ別逆引き事典ステンレスの錆(サビ)

ステンレスの錆(サビ)

重曹

ステンレスは非常に錆びにくい金属ですが、錆びた金属と接しているとその錆びが移ることがあります。
これを「もらいサビ(貰い錆び)」と呼びます。

もらいサビは、ステンレス表面に錆が「乗った」だけの早い内にクレンザーで擦り落とすのがポイント。
放置してステンレス内部に錆が入り込むと、最終的にはステンレスに穴が開くこともあります。
見つけたら即! の勢いで掃除してくださいね。

汚れの落とし方

  1. 布にクレンザーを取る
    • クリームタイプクレンザーや練りクレンザーなら乾いた布にそのまま、粉末クレンザーは布をほんの少し湿らせてから付ける
    • 粉末クレンザーを付けるとき、布を濡らしすぎるとクレンザーが流れて研磨効果が低くなるので注意
  2. サビの部分を擦る
  3. サビが落ちたらクレンザーをよく洗い流し、乾いた布で拭いてよく乾かしておく
  4. 水洗いできないときはきれいな水で絞った布でクレンザーをよく拭き取り、その後乾いた布で拭いてよく乾かしておく

●ヒント

  • ステンレス表面には、配合されているクロムという金属が空気中の酸素と結びついてできた薄い酸化皮膜があります。
    これが錆びるという「反応」からステンレスを守っています。
  • クレンザーで錆を擦り落とした直後はステンレス表面の酸化皮膜も傷ついています。
    皮膜は時間が経つと自然に再生しますが、念のため作業直後は錆の原因になるようなもの(水、塩など)を近づけないようにしましょう。
  • 塩素系の薬品(洗剤・漂白剤など)や塩分は酸化皮膜を傷め、ステンレス自身が錆びる原因になります。
    ステンレス表面に長時間付けっぱなしにしないようにしましょう。ただし、調理や片付けのときに一時的に触れるくらいなら特に問題ありません。
  • 酸化皮膜が冒されたことが原因でステンレス自身が本格的に錆びているとき(もらいサビではないケース)はクレンザーで擦っても解決しません。
    このようなときは専門家に相談してください。
2020年12月改定(2015年1月初出)

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