どんな種類があるの?

シャンプーは液体と固形の2種類

種類が豊富で、泡立ちやすく扱いやすい液体タイプ。そして、水分が少なくしっかり泡立てることができる固形タイプ(シャンプーバーともいいます)。初心者には泡立ての楽な液体がおすすめですが、石けんシャンプーに慣れた人の中には、固形タイプのファンも多くいます。

自分にあった商品を探そう

石けんシャンプーは、しっとり、さっぱりなど、商品によって洗い上がりにだいぶ違いがあります。皮脂の分泌が多い方は洗浄力が強くサッパリ洗えるタイプを、頭皮が乾燥しがちな方はしっとり洗えるタイプを、など、好みに合わせて選びましょう。石けん百貨で扱っている商品については、わかりやすく一覧表にまとめました。商品説明やユーザーレビューとあわせて、参考にして選んで下さいね。

また、石けんシャンプーの製法や素材も、自分の髪質にあった商品を選ぶめやすになります。詳しく知りたい方は、石けん百科の下記のページをご覧くださいね。

製法について
石けんの製造方法(1) けん化法と中和法別ウィンドウで開きます
石けんの製造方法(2) 枠練りと機械練り別ウィンドウで開きます

素材(原料のオイル)について
脂肪酸組成と石けんの性質/代表的油脂のナトリウム石けんの特徴別ウィンドウで開きます

ちなみに、自分の髪にあってさえいれば、浴用石けんやボディソープでの代用もOKです。ラクチン大好きな方は、試してみるといいかもしれません。

リンスについて

髪の短い方や石けんシャンプーに慣れている方は、リンスはしなくても大丈夫です。なんてラクチンなんでしょう!髪の傷んでいる方(パーマやヘアダイ後の髪)や髪の長い方は、リンスをおすすめします。

合成リンスとの併用はタブー!

リンスは、必ず「石けんシャンプー用」とか「酸性リンス」などとかかれているものを選んで下さい。これは石けんシャンプー&リンスと合成シャンプー&リンスの成分とその働きに大きな違いがあるからです。石けんシャンプー専用のリンスであれば、シャンプーとは違うメーカーのものでも大丈夫。また、家庭にある食酢やレモン汁、クエン酸でも代用できます。

成分と働き、どう違うの?

石けんシャンプー専用リンスの成分にはクエン酸がふくまれています。シャンプーで弱アルカリに傾いた髪を、弱酸性のリンスで中和することにより、キューティクルを引き締め、髪本来の状態にするのが目的です。一方、合成リンスの主成分は陽イオン界面活性剤。シャンプーで髪に残っている陰イオン界面活性剤と結合して、不溶性結晶になり、これが毛髪について洗い流した後のふんわり、しっとり感の元になります。また、配合されたポリマー(シリコンなど)で髪の表面をコーティングしてツヤを出すのです。洗い流しても落ちない不溶性結晶なのでこれらの化学物質は髪に残留したり付着したりします。

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