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部屋干し洗濯物の上手な干し方

部屋干しは外干しよりも乾きにくくなります。除湿器やエアコンの除湿機能の利用以外にできる工夫を考えてみましょう。

できるだけ高いところに干す

暖かく乾いた空気は部屋の上方に昇り、冷たく湿気た空気は下のほうに溜まる性質があります。そのため、洗濯物はできるだけ高いところに干すほうがよく乾きます。

扇風機やサーキュレーターの風を利用

扇風機やサーキュレーターの風を当てると、洗濯物まわりの湿った空気が乾いた空気と入れ替わり、早く乾きます。

洗濯物をずらっと横に並べて干しているときは、扇風機も首振り設定にしてまんべんなく風が当たるようにしましょう。

縦長の室内物干しに干しているときは、背の低いサーキュレーターが便利。下のほうから風を当てられるので湿気を効率よく追い払えます。

部屋の空気を入れ替える

洗濯物からの湿気を部屋の外に逃がすようにするとより早く乾きます。

窓を1カ所開けて換気扇を回す、部屋の対角線上にある窓を開けるなど、部屋の空気が外気とスムーズに入れ替わるよう工夫しましょう。

雨天の日でも窓を開けるのは効果的です。どんな雨降りの日でも外の湿度は100%にはならないため、閉め切った部屋で干すよりは乾きやすくなります。

衣類乾燥機能を利用する

衣類乾燥機に少しかけてから部屋干しすると乾きが速くなり、乾燥機で完全に乾かすより布地の傷みやシワ、電気代の心配が少なくなります。

本格的な乾燥機能ではない乾燥補助機能(注1)が洗濯機についているときは、それを使うのも効果的です。

注1:機械の廃熱や風を利用して洗濯物の水気をある程度飛ばす機能のこと

エアコン暖房・冷房による乾燥を利用する

エアコン暖房や冷房は室内の空気を乾燥させます。そこで洗濯物を部屋干しすれば洗濯物はよく乾き、部屋の加湿にもなって一石二鳥です。

エアコンの風が直接当たる場所に干すとさらに乾きが速くなります。

2021年8月改訂(2013年6月初出)

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